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    介護人材の定着と意識改革には「人を動かすスキル」を高める必要がある

    • 2019.11.10 Sunday
    • 09:57

    当法人は「福祉フェスタ」というイベントを開催しているため、“イベント開催を目的に活動している団体”というイメージを持たれやすいですが、実際の主たる活動テーマは「介護人材の定着と意識改革」で、主たる事業は介護業界の中間管理職クラス(以下、マネージャーという)を対象とした「マネジメント支援事業」です。

     

    「介護人材の定着と意識改革」のためにはマネージャーのマネジメントスキルアップが必須で、彼らが現場に適切なマネジメントを施すことで介護人材の定着が図られ、現場スタッフの意識改革とモチベーションアップが可能になります。

     

    ついでに申しますと、現場スタッフの意識とモチベーションがアップすれば必然的に「サービスの質」も向上し、それが外部評価に繋がり、利用者の確保、そして、売上と収益の確保に繋がって、法人の経営も、スタッフの生活も安定します。

     

    具体的に記すと、“法人の安定経営”には“スタッフの生活の安定”が必要で、そのためには一定の収入が得られるよう“サービスの質の向上”に取り組まなければらなず、それは即ち、“人材育成に取り組まなければならない”ということになります。

     

    ただし、人材育成には相応の時間を要するため定着を図らなければならず、また、スタッフ本人の意識とモチベーションが上がらなければ成長が望めないので、人材定着と意識改革(モチベーションアップを含む)の両方を同時に取り組まなければいけません。

     

    一方で、介護業界には“他産業を上回る離職率”という課題があり、定着が困難で、それ故に、育成も難しい状況にあります。

     

    その要因を分析すると、“マネージャーのマネジメントスキル不足”に起因した離職が多々見受けられる、つまり、マネージャーのマネジメント(判断や指導)に対する不満が不信感となり、現場スタッフの離職に繋がるメカニズムが存在しています。

     

    故に、定着と育成に取り組むためには、マネージャーのマネジメントスルアップが前提になると考えます。

     

    他方で、現職のマネージャーに“マネジメントに関する教育や指導を受けたことがあるか?”と尋ねると、その多くが“ある”と答えるものの、突っ込んだ質問をぶつけると理解度が低く、その重要性に気付いていない人が多いです。

     

    また、通常の業務を抱えながらマネジメントに携わらなければならないプレイングマネージャーが多く、マネージャー自体が“いっぱいいっぱい”の状態で、適切ではないマネジメントを施している様子が多々見受けられます。

     

    中には、年齢も若く、経験も浅いのに資格を持っているという理由だけで自分よりも随分と年上でキャリアも長いスタッフのマネジメントを課せられ、上と下のプレッシャーにどう対応して良いのか分からず、メンタルが疲れ果てている...というマネージャーもいます。

     

    察するに、介護業界では、マネージャーの多くがまともなレクチャーも受けず、現場の業務を兼務しながらマネジメント業務に従事しているケースが多いようで、それ故か、“マネージャーの離職も多い”ように感じます。

     

    また、マネージャーを支える仕組みもなく、マネジメントに関する相談ができる相手もいないようです。

     

    つまり、マネージャーを育成する、サポートするシステムがない状況で、且つ、その多くが現場の業務を兼務した上でマネジメント業務に従事させられ、現場を上手くコントロールできず、それが部下の不満を招き、不信感を募らせ、定着を困難にしているのです。

     

    これらのことから、マネージャーのマネジメントスキルアップには、彼らを育成する仕組み、支える仕組みを創ることが必須であると分かります。

     

    そこで、当法人は主たる事業として、マネージャーを対象とした「マネジメント支援事業」を実施しております。

     

    具体的には、彼らからの困り事の相談に対応する、彼らに広い視野を持ってもらうため様々な角度からアドバイスを送る、そして、彼らと共に考え、共に行動し、その過程で得られたノウハウと成果を共有することで自信を育み、心に余裕を持たせる取り組みを実施します。

     

    事業のポイントは、「共に考え、行動する」ことで、座学や書物からは得ることができない感覚的なものを身に付けてもらう点にあり、実践を通じて経験値を高め、マネジメントスキルアップを図ります。

     

    冒頭に記した「福祉フェスタ」というイベントもその一環で、実行委員の皆さんがイベントの企画運営を通じて様々なことを実践形式で学べる場となっております。

     

    今後、介護業界は慢性化した人材不足によって厳しい運営を強いられることが予想されております。

     

    また、事業所の増加に伴い利用者側の選択肢も増え、「選ばれる施設づくり」に取り組まなければ収入の確保が難しい状況になりつつあり、今後は更に競争が激しくなると思われます。

     

    その中で安定した法人経営を継続的に行うためには「人材の定着と育成」が必須となり、その中核となるマネージャーのマネジメントスキルの向上は避けては通れない課題となります。

     

    尚、ここで一つ明確にしておかなければならないことがあります。

     

    「マネジメント」とは何か?という点です。

     

    当法人が考える、介護業界におけるマネジメントとは、「人を動かすスキル」です。

     

    介護の仕事は、「人が人をケアする」ことを主たる業務としているため、“人(現場のスタッフ)”が主商品であると言えます。

     

    故に、「サービスの質」とは“スタッフの質”であり、スタッフが有する能力を引き出し、有効に活用することでサービスの質が上がり、彼らの能力を上手く調和させることで、事業所のサービス力がアップします。

     

    マネージャーが施すマネジメントとは、彼らの能力を引き出し、活かし、調和させ、お客様に選んで頂けるようなサービスを提供する事業所を創ることです。

     

    この観点から、介護業界のマネージャーが実施するマネジメントとは、先に記した「人を動かすスキル」であると言えます。

     

    そのスキルを高めるためには、実践を通じて経験値を上げる方法が効果的です。

     

    尚、この考え方は当法人独自のもので、その理論が正しいというわけではないことを付け加えさせて頂きます。

     

    ただし、これからの介護業界を取り巻く環境は、色んな面で厳しさを増すことだけは確実なので、マネージャーのマネジメントスキルを高める、「人を動かすスキル」を高めることをお勧めします。

     

    また、当法人はこれからも主たる活動テーマと、主たる事業に邁進して参りますので、ご理解ご支援のほど宜しくお願いします。

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