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- 2024.01.28 Sunday
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今、多くの福祉事業所が「育成」に大きなウエイトを置いています。
それは、専門性ではなく「人間力」を高める育成。
つまり、「考える力」を育み、伸ばそうという試みです。
ただ、それが上手くいっている事業所と、そうではない事業所があるように感じます。
理由は...育成力を備えた「先輩スタッフ」が育成されていないことも要因のようですが、一方で「育成される側の意識」にも大きな課題があるように感じます。
「人材育成」とは、教える側のスキルとノウハウも大切ですが、教えてもらう側の意識も同じくらい大切。
今回は、育成される側に持っておいて頂きたい「教えられる側が意識しておきたい5つのポイント」を記します。
「良薬は口に苦し」
大切なアドバイスほど耳に痛く受け入れ難いということ。
しかし、それが後の自分を助けることも多いです。
嫌なことを言われても拒絶せず、自分自身を振り返りながら、耳に痛い言葉の意味を理解しようと努めた方が良いです。
もし、分からないなら理解できるまで何度も聞けばいい。
それをせずに、拒絶したり無視したりを繰り返すと...
「仏の顔も三度まで」
温厚な人でも無礼な行いを何度も受ければ腹を立てるということ。
忠言に耳を貸さず横柄な態度を繰り返すと、教える側の意欲が失せて「勝手にしろ」と思うようになります。
そうして、互いの関係が断たれてしまい...
「言ってもらえるうちが花」
耳に痛い忠言も、言ってもらえる間が幸せということ。
忠言は耳に痛いですが、間違いなく成長の糧になります。
しかし、横柄な態度を繰り返すと教える側から相手にしてもらえなくなります。
そうして、何も言われなくなったら...もう、お終いです。
「覆水盆に返らず」
器からこぼれた水を元に戻すことはできないということ。
一度失ったもの(信用、信頼、期待)は取り戻すことはできません。
迷った時、悩んだ時に教え(助け)を請うても、もう、相手にしてもらえません。
「後の祭り」
時機を逸して手遅れになってしまうこと。
忠言の大切さに気付いても時既に遅し。
タイミングを逸してしまえば何も得るものはなくなるのです。
しかし、それは自分が招いてしまったこと。
もう、取り返しはつきません...
指導教育を受ける側は、上記をよく理解しておかなくてはいけません。
反抗しても、反発しても、異論を唱えても、愚痴をこぼしても構わないと思いますが、指導する立場の人を無視したり、遠ざけたり、蔑んだりすると...自分で自分の成長の道を閉ざすことになりかねません。
結果、「自分で自分の価値を高めるチャンスを無駄にする」ことになってしまうのです...
そして、「学ぶ」という作業よりも、「教える」という作業の方が大変です。
もしも、成長のチャンスを逃し続けたままでいると...自分が教える側になった時、自分の「無力さと非力さを実感させられる」ことになります。
それをよく理解して学びに努めてください。